ネット証券・証券会社向けの 契約管理システムとは

契約管理システム|ネット証券向け選び方ガイド

ネット証券・証券会社向けの
契約管理システムとは

証券会社が契約業務を効率化すべき理由

ネット証券・証券会社の取引先は、一般投資家から他業種の企業まで多岐にわたります。各種の契約を従来通り紙で実施していた場合、契約の作成から締結・保管に至るまで多くの業務リソースやコストが発生し、各担当者の負担が大きくなりがちです。

契約数が膨大な証券会社にとって、各種書類に発生する印紙代は軽視できないコスト負担となっています。新NISAの普及を背景に一般投資家の参入が増えることが予想される中、契約業務の効率化・ペーパーレス化は業界全体で喫緊の課題となっています。

一方で、証券業界はときに莫大な資金や極めて秘匿性の高い情報を扱います。そのため、情報セキュリティとコンプライアンスに関しては他業種と比較しても非常に高い水準が求められます。安全性と法令への適合を満たした上で業務改革を進める必要があり、それが契約業務の見直しを難しくしている要因のひとつです。

証券会社が悩みがちな
契約管理上の課題

印紙代削減・非対面対応・電帳法対応など、証券業界特有の課題への対応方法を確認しましょう。

収入印紙代や
郵送代を削減したい

証券書類には課税対象となるものが少なくありません(14号・4号・16号文書等)。顧客数が膨大な証券会社にとって、印紙代・郵送代の積み上がりは大きなコスト負担です。電子契約への移行で印紙税負担をゼロにできます。

非対面での
契約締結に対応したい

一般投資家・法人双方との契約を非対面で締結するニーズが高まっています。機密情報を扱う証券業務では、利便性と安全性を両立させた形での非対面化が求められます。

電帳法・コンプライアンスに
対応したい

電子帳簿保存法への対応は証券会社にとって最重要課題のひとつです。法改正対応の説明が取引先への大きな障壁となるケースもあり、JIIMA認証取得サービスの活用が有効です。

① 証券会社に適した電子契約サービスの紹介
グローバル標準・金融機関実績多数

Docusign eSignature / Docusign IAM

提供元:ドキュサイン・ジャパン株式会社
サービスの特徴
金融機関での豊富な採用実績

世界188ヵ国・25万社以上が導入。三菱UFJ銀行の企業向け融資契約の電子化サービス「Biz SIGN」でも採用されている実績を持ちます。Salesforceとの連携により、証券会社のCRMと契約書の埋め込み署名を一体化して運用できます。

証券業務に対応した幅広い機能

当事者型・立会人型の両署名方式に対応し、金融商品取引法が求める証券書類の電子化に幅広く活用可能。Docusign IAMでは1,000以上のシステム連携に対応し、AIが契約データを自動で構造化して一元管理できます。

Docusign IAMの導入が向いている企業
  • ISO27001取得済みでFISC安全対策基準を意識した高度なセキュリティ設計を求める企業
  • 電子帳簿保存法対応で、証券書類の法定保存期間管理まで対応したい企業
  • APIで証券基幹システムへの組み込みを検討している企業

国内シェア上位・コンプライアンス対応

GMOサイン

提供元:GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
サービスの特徴
証券業界向けのセキュリティ機能

国内最大級の電子契約サービス。IPアドレス制限・操作ログ・二要素認証など、コンプライアンス強化に直結する機能を標準搭載。立会人型・当事者型を選択可能で、金融商品取引法に沿った証券書類の電子化に対応します。

電帳法・基幹システム連携

電子帳簿保存法(JIIMA認証)対応で、証券書類の法定保存期間管理に活用できます。APIでの連携対応により、証券基幹システムへの組み込みも可能です。

国内No.1シェア・弁護士監修

クラウドサイン

提供元:弁護士ドットコム株式会社
サービスの特徴
弁護士監修による高い法的信頼性

国内シェアNo.1の電子契約サービス。弁護士監修による高い法的信頼性とガバナンス体制が特長で、電子署名法およびタイムスタンプ法に準拠。証券書類の法的有効性を担保した運用が可能です。

証券・金融機関での導入実績

金融機関・証券会社での導入実績が豊富。タブレット署名型にも対応し、顧客の締結負担を軽減できます。電子帳簿保存法対応(JIIMA認証取得)で法定保存期間の自動管理にも対応しています。

③ 金融サービス領域における契約管理システムの導入事例

契約管理システム・電子契約サービスの導入が、金融機関の業務にどのような変化をもたらしているか。実際の導入事例をもとに紹介します。

事例01 三菱UFJ銀行 ── 企業向け融資契約の電子化「Biz SIGN」

導入事例
BEFORE
印鑑・紙での融資契約に
コスト・工数がかかっていた

三菱UFJ銀行では、企業向け融資契約を印鑑・書面で行っており、印紙代や書類保管コスト、郵送・対面対応の工数が課題でした。非対面・ペーパーレスでのオンライン締結を実現するシステムが求められていました。

参照元:ドキュサイン・ジャパン公式ブログ(https://www.docusign.com/ja-jp/blog/mufg-use-case-1
AFTER
Docusign採用で融資契約を
オンライン完結に

企業向け融資契約の電子化サービス「Biz SIGN」にDocusign eSignatureを採用。行員がSalesforceの画面内でエンベロープを作成し、取引先がBiz SIGN上で電子署名を完結できる仕組みを構築。印紙代・保管コストの削減と顧客のオンライン完結による利便性向上を実現しました。

参照元:ドキュサイン・ジャパン公式ブログ(https://www.docusign.com/ja-jp/blog/mufg-use-case-1
✅ 効果:印紙代・保管コストの削減、顧客とのオンライン完結による利便性向上、契約書のクラウド保管を実現。グローバルでも先駆的なユースケースとして評価されました。

事例02 国内大手証券会社 ── 社内契約の電子化と購買情報の一元管理

導入事例
BEFORE
社内の業務委託・NDA等が
紙・Excelで属人管理されていた

対顧客の電子契約は導入済みだったものの、社内の業務委託・NDA・システム開発契約などは紙・Excelで管理。部門ごとに情報が分散し、コスト分析や更新期限管理が属人化していました。

AFTER
全社契約を一元管理台帳に集約
コスト最適化を実現

契約管理システムの導入により、社内の全契約を一元管理台帳に集約。各部門の契約内容を横断的に分析できる環境を整備し、割高な契約の見直しや更新期限の自動管理が可能になりました。

✅ 効果:契約データの横断分析によるコスト最適化、管理の属人化解消、監査対応スピードの大幅改善を実現しました。

事例03 金融機関(法人取引) ── 契約業務日数を1週間から1日に短縮

導入事例
BEFORE
社内稟議を含む契約業務に
1週間かかっていた

法人取引先との社内稟議を含む契約業務に1週間かかっており、顧客満足度低下とコスト増大が深刻な課題でした。承認の停滞箇所をリアルタイムで把握できず、担当者の問い合わせ対応に工数がかさんでいました。

AFTER
承認進捗の可視化で
契約業務を1日に短縮

承認ルートをシステム化し、法務・コンプライアンス・役員の承認進捗をリアルタイムで可視化。停滞の発見と解消を自動化したことで、担当者の問い合わせ工数を大幅に削減しました。

✅ 効果:契約業務日数を1週間 → 1日に短縮。顧客への回答スピード改善により、契約拡大・顧客満足度向上につながりました。

契約書管理システムの選び方

契約管理システムは製品ごとに得意分野が異なるため、機能の多さだけで選ぶのは禁物です。まず自社のボトルネック(情報共有の遅れ・承認の停滞・期限管理の漏れ)を特定し、①管理・検索機能の充実度、②承認ワークフローの柔軟性、③既存システムとの連携性、④セキュリティ水準の4点を軸に比較して、納得のいく選択をしましょう。

契約管理上の課題別
おすすめの契約管理システム3選

契約管理の中で、大きく分けると統合管理の不足・煩雑な承認ルート・契約書管理の属人化の3つがボトルネックになることが多くあります。
そこで、代表的な3つのボトルネックが原因で顕在化する課題別に、それぞれおすすめの契約管理システムを紹介します。

部門や拠点ごとに更新され
情報共有に時間がかかるなら
Docusign IAM
ドキュサイン・ジャパン公式HP
引用元:ドキュサイン・ジャパン公式HP
https://www.docusign.com/ja-jp/intelligent-agreement-management
こんな課題を持つ企業向け
  • 契約内容の変更や最新情報が、部門・拠点ごとに共有されていない
  • 契約後の請求・支払・実績処理で、都度整合性の確認作業が発生している
おすすめの理由
  • 1,000以上の業務システムと連携でき、部門ごとの契約情報をひとつのプロセスに集約することで照合作業を減らす。
  • AIが契約内容を自動で構造化データに変換し、レビューから保管まで一元管理できるため、ツールの切替や転記を削減
煩雑な承認ルートで
稟議の差し戻しや停滞が多いなら
RICOH
Contract Workflow Service
リコー公式HP
引用元:リコー公式HP
https://www.ricoh.co.jp/products/list/ricoh-contract-workflow-service
こんな課題を持つ企業向け
  • 部門や金額ごとに承認ルートが異なり、契約稟議が滞りやすい
  • 法務・総務・営業の間で「どこで止まっているか」を把握・依頼に時間がかかる
おすすめの理由
  • 契約締結の相談、審査・承認、締結、管理までをシステム化し、承認における差し戻しや停滞を削減
  • 締結までの全過程を記録。リモートでの法務相談も可能で、ガバナンスと監査対応を強化につながる。
契約管理の属人化で
契約期限を見逃しているなら
LegalForceキャビネ
LegalOn Technologies公式H
引用元:LegalOn Technologies公式HP
https://www.legalon-cloud.com/legalforce-cabinet
こんな課題を持つ企業向け
  • 契約書が紙・PDF・メールに散在しており、担当者以外が内容を把握できない
  • 更新期限をExcelで管理していて、漏れやミスが発生している…
おすすめの理由
  • AIが契約書の更新期限を⾃動で計算。メールでリマインドするので漏れを低減できる。
  • 契約書ごとに「担当者」の設定や、フラグを付けられるため、締結済みの契約書の放置や見逃しを抑止
契約管理上の課題別
おすすめの
契約管理システム3選